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なぜ学習するのか?

子どもたちは、なぜ学習(勉強と言う言葉が好きではないので)するのか?

一度は、子どもに「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と聞かれたことはないだろうか?

私は、職業柄よくあります(笑)

私自身もよくよく考えてみました。まだ塾業界に入って間もないころは、将来仕事をするときに役立つからだと思っていました。ただ、子どもたちにとって漠然としていて理解してくれません。

多くの親御さんも同じような状況でした。

もっと深く考える必要がありました。自分自身のことも含めて。勉強しないとどうなるのか?

いわゆるアホのまま大人になったらどうなるのか?すさまじい結末が待っていますね?ただ、否定しなくてもいいと思います。

子どもたちが自分の人生の選択を出来るわけですから。

ですので、子どもたちには、まず自分自身が学習する理由を伝えます。

「私は、賢くなりたいと思う。なぜなら、これまで生きてきて、とても面倒な教師や上司に出くわしてさんざん悩まされてきた。でも、知識があれば、とてもうまく対応できるようになる。相手が言っていることが、間違っていることも多々ある。そんな時に、敵対することなく、正しい方向に導くことができる。だから、私は学んでもっと多くのことを知りたいと思う。」

「かといって学習がどうしても嫌いなら、それは仕方がない。学習しない人生を歩んでも良いと思う。ただ、その結果を受け入れなければならないのは、君自身だ。どういう結末にするか、どう行動するかは君自身が決めること。」

すると、子どもたちは自分自身でどう行動するべきかを少しずつ考えらるようになります。その保護者からは、

「まさに、言いたかったことはそれ!」と言われました。ただ、自分の子どもには、残念な結末を迎えてほしくないため、結果的に「勉強しなさい!」というとても凝縮された言葉になるんだなと、その時痛感したのでした。


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