経済で読み解く大東亜戦争
上念司 著
経済で読み解くシリーズも現時点(2017.09.01時点)で、3冊になる。
今後も続くことを期待している。
このシリーズ最初だったのがこの本。
他のシリーズにも共通してくるのが、「経済が困窮してくると、人々はカルト宗教的な物に助けを求めるようになる」ということだ。
大東亜戦争でも同様だ。
倉山満氏いわく、「正論が通らなくなったら終わる」と言っているが、その流れだ。
経済的な困窮は、さまざまな弊害が発生する。
20年にもなる日本のデフレも、毎年自殺者が3万人を超える非常事態になっていた。今は、2万2千人程度になっているが、それでも多いと思っている。
大東亜戦争は、さまざまな要因によって発生したと思うが、結局のところは、朝日新聞にあおられた日本国民が、世論を形成して戦争になったという理解をしている。
学校教育では、いきなり真珠湾攻撃になるから意味が分からない。高校の日本史の教科書でもABCD包囲網を張られて、経済制裁による戦争という位置づけだ。
では、なぜ、日本が経済制裁を受けることになったのか? に触れられていない。
それこそ歴史を学ぶ意味だと思うのだが(笑)
学ぶ意味という事を大事にしていきたい。