なぜ間違えたのか⑲
第十九弾!
今回は、「共有地の悲劇のワナ」
~なぜ、みんなが利用する場所では問題が発生するのか~
個人が利益を追い求めた結果、社会的な秩序が壊れるというもの
本の中では、牧草地の例があげられていた。
個人が、自分の利益を追求すると、自分だけ牛を増やす。利益は1頭分増えるが、牧草の負担は一部分のみだ。
それをみんながすると、牧草地はやがて使えなくなる。
本の中にはなかったが、身近なところでも同じようなことはあると思った。公園で子どもたちが遊具を使うときも同じようになる。
自分だけが楽しもうとすると、他の子が遊べないので喧嘩が勃発する。だから、順番という秩序が必要だ。
そして、大人という力が必要になる。
このように強い力が必要になるが、国際社会ではうまくいかないことが多い。秩序を保つ力がないからだ。
形式上は国連がある。しかも国連は、武力行使も出来るようになっている。が、秩序が保てない。中国やロシアは、現代でも領土拡大(自国の利益)を最大化しようとする。
子どものけんかと同じだ。力が強い方が幅を利かせる。秩序では解決できないことが研究で分かっているそうだ。