なぜ間違えたのか㉛
第三十一弾!
今回は、「アンカリングのワナ」
~なぜ、商売の時にはなるべく高い価格から始めるべきなのか?~
何かを推測するとき、すでに分かっていることを基準にして、分からないことを推測するという方法をとる。
この方法は、あながち間違ってはいない。
基準にするものがあればその方がより正解に近づくことが出来る。
しかし、なんにも関係のないものにも基準をつくってしまうそうだ。
実験が行われていて、
不動産価格を推測するという実験に、ド素人とプロが参加した。
先に、携帯電話の番号を確認させたところ、携帯電話の数字が大きい人は、不動産価格を高く見積もり、数字が小さい人は、低く見積もった。
何の関係もないのだが、そうなる傾向が明らかにあるという。
つまり、商談においては、最初に高い価格から設定することで、基準が高くなるというもの。
気を付けよう。