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学習方法(国語)

■読解力

国語の力は、一言では説明するのは難しいのですが、最も重要な力は、読解力だと考えています。私以外にも読解力をあげる人は著名な方でもいらっしゃいます。知名度的に高そうなのは、「ビリギャル」の作者の方も読解力をあげておられます。

 

 

 

引用してみると

「こんにちは、私の名前は、セヴァン鈴木です。」

を読解の例に出されています。

この一文から分かる事として、​時間帯は、昼ぐらいです。このセヴァンという名前は、東ヨーロッパに多いとされているので、ヨーロッパの人と日本人とのハーフ。という事は、両親のうちどちらかは海外勤務をする職業。自分のことを私と言っているので、女性もしくは丁寧な印象のある男性。など、この一文から読み取れることは多くあります。

 このように、読解力は、得られる情報量に差が出来ます。

■語彙力

 数学の文章問題でも読解力が重要になります。問題から何が問われれているのかを読み取ることになります。その際に、語彙力が重要になることはお分かりになると思います。語彙力の鍛え方は、辞書の使い方、調べ学習の仕方がポイントになります。理科や社会に通じますね。

 問題文の中に出てくる言葉が、何を意味しているのか、どのようなヒントになるのかを読み取るには、言葉の意味を正しく理解していなければなりません。

 例えば、「比例定数」「変化の割合」「傾き」というこの3つの言葉。覚えておられる方もいると思いますが、すべて同じ意味です(問題を解く上では)。

 Y=aX+b において、「a」のことです。

知っていると知らないのとで、大きく差が開いてしまうのがこの語彙力です。

■練習

 国語力の実戦練習でお勧めなのは、ブログにも書いていますが出口汪先生のシステム現代文です。しかし小学生にはちょっと難しいかもしれません。小学生には、ハリーポッターや興味のある分野の本をお薦めします。図鑑でも構いません。調べる楽しさ、好奇心を育てられるものが良いです。

 ​中学生であれば、市販の問題集で十分です。良いものがたくさん出ています。私は、ウィニングシリーズを使っていました。レベル別に出されていますので、自分のレベルに合ったものを選ぶと良いです。構成は、語彙・ことば、漢字、物語文、説明文、古典、文法が集約されています。

 私は、子どもたちには、「自分の頭で考える」ことを身につけてほしいと考えています。そのために、国語力は欠かせません。論理的な思考方法を学ぶために読解力、語彙力、練習は不可欠です。

「ビリギャル」の作者も本の中で述べていますが、教える側は、知識を伝えるのが仕事ではなく、「発問を促す」ことが仕事であり、そのために「先輩としてアドバイスする」です。これは、吉田松陰先生がおっしゃったとされる「私は、教えることはできませんが、一緒に考えていきましょう」という言葉と同じだと思っています。

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