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数学が苦手という方に
■小学生
①割合、比が苦手
分数に戻りましょう。割合は、全体と部分の大きさが分かれば難しくありません。学習方法のページで詳しく
説明しています。
小学生は、意味を理解できていないことがほとんどですし、成長の個人債が多い時期でもありますので、焦ら
ずに基本だけは出来るようになった置きましょう。しばらくすると理解出来るようになります。
②文章題が苦手
2つの原因が考えられます。
・1つ目
問題の意図が理解できていない。それは、用語の理解です。
問題文の中で、ヒントになる言葉を理解しましょう。
「合わせると」=「足し算」
「お父さんとひろし君の年齢の差は・・・」 「差」=「引き算」
「分ける」=「わり算」
「3倍になる」=「かけ算」
「キティちゃんの重さは、リンゴ3個の重さと等しい」 リンゴ3個=「3倍」 「等しい」=「=」
・2つ目
問題を読んでいない(笑) 笑えますが、本当です。国語の力が不足していることです。算数の問題に限ら
ず、文章を読むという事に慣れてない場合は、読むのに時間がかかり、途中で理解することをあきらめて
しまいます。
慣れることが重要ですので、好きな本を探してみましょう。本自体はとても面白いものです。
③速さが苦手
単位量あたりという考え方に戻りましょう。「速さ」とは、一定時間に進む道のりの事です。「きはじ」
の図に当てはめて解けるようになることから始めて、時間と距離の関係に気が付くようになれば、応用
問題にも対応できるようになります。
上記の文章題が苦手にも注意が必要ですが。
④図形が苦手
立体でも平面でも、自分で実際に切り貼りして作ってみましょう。特に立体と展開図は、自分で作って
みると構造が理解できます。慣れてくると頭の中で作れるようになります。工作は子どもたちの思考力
を高めます。
■中学生
① 「一次関数」が苦手というもの。一番多いです。
関数という考え方が理解できていないと思われます。
辞書で調べると「関数とは、与えられた文字や数値に対し、定められた処理を行って結果を返す機能のこと」
とあります。
でも、私たちはお金の計算は感覚的に出来るものです。ちょっと例を出しますね。
1ヶ月に1000円のお小遣いをもらっています。
使わなかったら、3ヶ月後には、いくら貯まってますか?
1000円×3=3000円簡単ですね?
では、ちょっと難しく(笑)
⒳ヶ月後には、いくら貯まってますか?
1000円×⒳ですね? つまり、
貯まったお金 = 1000円 × ⒳となります。
あっ! ひと月にもらえるお小遣いがa(比例定数)になるんだ! です。
Y = a⒳です。
最初に、2000円持っていたら?そう。それが、切片と呼ばれる b ですね。
Y = a⒳ + b
一次関数の完成です!
他の単元についても、身の回りのものに例えられるようになると、理解出来るようになります。
ポイントは、どういう意味なのか?が分かるようになれば、点数につながります。
②そもそも数学が苦手
他の科目は悪くないのに、数学だけが極端に悪い。
苦手意識が強いことが多いですね。そうです、意識です。さかのぼって学習して、一つずつ苦手と思われ
る単元を理解していくことです。時間がかかることがありますので、長期休みが復習するチャンスではあ
ります。毎日の学習の中でも少しずつ取り戻すことはできます。
一つずつ単元を克服していくことで、苦手意識は薄れます。むしろ得意科目になることもあります。
■高校生
中学生の時から数学が苦手だったという人がほとんどです。もちろん、高校になってから数学が苦手にな
ったという人もいます。
高校生になってからの中学数学苦手は、あまり気にせず、高校数学の計算ルールを身につければよいです。
例えば、
文字計算、指数、分数(文字含む)が出来れば、あとは、高校数学内容の理解につとめましょう。
高校生になってから数学が苦手になった人は、パターン学習をして数学が出来るようになっていたと勘違
いしていた可能性が高いです。
パターン学習は否定しませんが、なぜその解き方なのか?を理解できるようになると、数学を解く力が倍
増します。もともと苦手ではない分、伸びは早いでしょう。
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