~読解力がない(と思われる)場合~

■読解力とは

 そもそも読解力というのが分かりにくいのではないでしょうか?このようなことを言っている私は、現代文と呼ば

 れるものが苦手でした。

 正確に言うと、苦手というより、答えの導き方が分からなかったのです。特に心情理解が理解できませんでした。

 自分自身の中に、登場人物の気持ちが理解できなかったのです(笑)

 例えば、中学生の時に、「走れメロス」を読んで、友情の大切さを言われたときに、私はこう思いました。

 「本当に大切な友人であれば、王様に文句を言って捕まる前に、相談しているはずだ。」と。

 私だったら、妹の結婚式が直後に控えているのであれば、その結婚式の日まで待ってから、王様に直訴する。兄弟の

 結婚式ですよ。大事でしょう?(笑)

 

​ そうです。求められている読解力のなかの、心情理解は、「この主人公だったらどう考えるか?」という事です。

 それが、中学生の私は理解できなかったのです。とても残念な話ですが。

 主人公の行動から、どのような行動特性のある人物なのかを理解すること。それが、心情理解に必要な読み方とな

 ります。

 

 「何が問われているのか?」を理解することがが読解力の第一歩だと考えています。これは、国語に限ったことでは

 ありません。他の科目でも同じですが、「何が問われているのか?」「何を答えればよいのか?」を理解する練習を

​ 日々の学習の中で意識する必要がありますね。

~文章の意味を理解できていない場合~

 

 ■音読を推奨します

​ 黙読で意味が理解できないケースが多いです。音読をしながら、書かれている内容を自分の耳でも聞きながら理解

 することで、読み取れるようになります。意味が分かるようになれば、解答につながりやすくなります。

 ■図を描いてみる

​ 人間関係、物事の原因と結果、時代背景などのまとめ図を描いてみると理解を助けます。先ほどの走れメロスを例に

 してみましょうか。

 こんな感じでしょうか?

 話の流れの図を描いてみて、時系列に考えることができます。メロスが街に入ると国民を虐げる王様の話を聞き、

 直談判すると拘束され、友人を身代わりにして、妹の結婚式に走っていき、戻ってくる。というストーリーです。

 

 接続語も図にすると理解がしやすくなります。接続語の学習をするだけではなく、図で理解することで、図解しや

 すくなります。

 ・順接・因果(だから、それで、など)

  A → B

 ・逆接(しかし、けれど、など)

  A X(but) B

 ・並列(そして、しかも、など)

  A +(and) B

 ・補足(つまり、すなわち、など)

  A ⇒ B

 抽象的なことを理解出来るようになってくる中学生ぐらいになると、図にしてシンプルにしたほうが分かりやすく

 なります。

​ 構造的な理解といいますが、難しいことはさておき、シンプルに簡単にするという事を試みることが大切です。