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学習方法数学(算数)
「理解」「例題」「練習」「応用」の流れで習得します。
■理解
教科書が何を伝えようとしているのか?を理解します。例えば、「割合」を学習しようとしましょう。得意ではない人が多いですね(私が調べたところによると、正しく理解している人は4割程度だそうです(笑))
もとにする量を1として、くらべる量がいくつに当たるか?を割合といいます。
割合=(くらべる量)÷(もとにする量)
というのが出てきます。
そうなんだ~ぐらいの感じで構いません。わり算で計算できるんだぐらいがわかればここでは構いません。次に行きましょう。
■例題
教科書には、「例題」が出てきます。では「割合」の例題を見てみましょう。
例題1
1個60円のガリガリ君をもとにすると、1個300円のハーゲンダッツの割合はいくつですか?
割合=300(くらべる量)÷60(もとにする量)=5
割合は5です。 答え 5
わり算すればいいんだ。となります。
例題2
では、1個300円のハーゲンダッツをもとにすると1個60円のガリガリ君の割合はいくつですか?
割合=60(もとにする量)÷300(もとにする量)=0.2
割合は0.2です。 答え 0.2
やっぱりわり算すればいいんだ。になります。
このように、例題を解いていくとなんとなく計算ルールがわかってきます。
■練習
学校では、練習問題を宿題として出されます。例題に似た問題を解いていくことで定着してきます。「最大のポイントは、学習した日に宿題をする事」です。学校の直前に宿題をするのは否定しません(しないよりまし)が、お勧めできません。
エビングハウスの忘却曲線でも知られている通り、1日経過すると記憶したことが半分なくなります。もったいないと思いませんか?
■応用
後ろの方に出てくる文章問題に挑戦
ひろしくんは、スーパーでリンゴとみかんを合わせて21個買いました。リンゴは、みかんの4割です。みかんはいくつ買いましたか?
子どもたちは、わり算かな?かけ算かな?と考えます。線分図を描いて解いてもかまいません。
こんなやつです
この線分図で理解できたなら割合を理解できています。ポイントとなるのは、みかんに対して、リンゴが4割ということは、みかんは1(=10割)ということが出てくるかどうかになります。
「理解」のところで、あったように、「もとにする量を1としたら、くらべる量を表すのが割合」です。つまり、リンゴ1に対して、みかん0.4なのです。
足すと、1.4になります。
ここらへんで、算数を苦手としている(と思っている)生徒は、「??」となってきます。
では、ここで、下の図を見ると、14割が21個になっていることがわかれば、1割が1.5個とわかるようになります。で、リンゴは4割ですから、6個、という事は、みかんは15個という答えに結びつくということです。
この応用問題では、「みかんに対して、リンゴが4割」という文章から、「みかんは1(10割)」を発想できるかにあります。
算数(に限りませんが)を得意(好き)になっていく過程は、「楽しめるか」にあります。
「解けなくてもいいけど解けたらすごいよね!」という気持ちから入れば楽しめます。解けないから苦手、嫌いとならなくていいのです。
苦手、嫌いと思っている子どもは、どのようにしてそうなるのかをさかのぼってみると、周りの人たち(先生、友達、家族など)から、苦手、嫌いと感じる言動を受けているからというのが私の考えです。
中には、お前は勉強ができないと親から言われていることもありましたΣ( ̄ロ ̄lll)
私は、だれでも数学(算数)が出来るようになる(楽しめるようになる)ストーリーがあると考えています。「できない」のではなく、「知らない」のです。
子どもたちには、楽しめる方法を知ってもらい、前向きに取り組めるようになってほしいと願っています。
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